2025.11.16

3970 Fever

11月のオークションではやはりPatekのグラコンが盛り上がりを見せましたね。インフレや経済の先行き不透明な状況で、しばらくはヴィンテージより安心感の高い 90年以降の Patek へ資金がフォーカスする状況は続くかもですね。

新しいジュネーヴサロンのオープンを記念して 2007年に作られた ブレゲ文字盤の3970の4本セットが別々にオークションに。3970は一般的には 2004年頃に生産終了になっているので、残っているケースで作った感じになるのですかね。こちらも凄い価格(1.2億〜2.7億円)でした。

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普通の5004のシルバー文字盤でも5,500万円オーバー。ノンオイスターのポールの価格は完全に超えてきましたね(時計の本来のヒエラルキー的には当然なのですが)。

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一方、Vintage ROLEX も良いものに関しては きちんとした値段は付いてはいます。ドクターも1億円は超えていますし、6239ポールのブラウンは8,500万。ただし為替に助けられている部分もありますし、一時の最高値よりは低調。

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ちょっと興味深かったのは オイスター・ダウン(RCO = 6263の黒PN)に関してはちょっと復活してきた感じもあり、こちらの個体は 2.7億円をマーク。RCO は一時は 60万ドルくらいしかつかない時期もあったので、良い傾向ですね。

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金ポールはコンディションが良いものは 1.3-2億と 安定はしています。6239の方が勝利したのはやはりコンディションの差でしょうね。

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こちらは久しぶりに見たコパトーンダイアル で 有名な 6241金無垢 のジャンボ。こういう個体数の少ないモデルはある程度、リザルトが付いてきていますね。やはりステンレスより金無垢が強い傾向。

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Patek Philippe
Rolex