PHILLIPS Geneva XVII
5月のジュネーヴですが、リストが公開されましたね。PHILLIPS には、流石というか良い時計が集まってきています。昨今は現行モデルの価格がやや落ちてきた流れもありますが、今後を占う意味でも重要なオークションになりそうです。
今回の一番の大物はこの6270ですね。6263系金無垢のダイアモンドセッティングと言いますか。このモデルの詳細はコチラを見ていただくとして、今回の個体はケースバックにグリーンステッカーが残っているようです。記載がないのでKhanjar のエングレーヴは無いのかな。Estimate は1.2-2.4Mですが、どのくらい行きますでしょうか。
6241の金無垢ポール(シャンパン)はシリアル 1.75の 18Kケース。この個体は18年前にオークションで販売されて、そのまま金庫に保管されていた個体だとか。Estimate は350-700K。昨今は金ポールの価格がかなり上がっているので、今回もどの辺りで落札されますでしょうか。
そして 5004A が出てきましたね。50本しか(100本説あり)製造されなかったスティール製の5004。価格も徐々に上がってきており400-800Kと金ポールと同じくらいのEstimateになってきました。昨今普通の5004が40-45万ドル前後になってきてるので、今回は高くなりそうです。モデル詳細はコチラで。
そしてコチラは3970のスペシャル文字盤 (3970 with dial code 046)。3970 の ケースに5970風のデザインの文字盤が詰め込まれた感じでしょうか。この文字盤はいくつか生産されてますけど、プラチナ+黒 は貴重ですね。この種の時計としては3本目で うち1本は ロンドンのサーチ・ギャラリーで開催された2015年のパテック・フィリップ・ウォッチ・アート大展覧会のために特別に製作されたもの。
コチラは 6241のポールですが、インダイアルがトロピカル。ブラウンが やや微妙な色合いだからか Estimateは安め。ケースシリアルは1.76。トロピカルのポールは1億円を超えた実績もあるので 欲しい人にはチャンスかもしれません。赤巻のブラウンは派手さもありますし。
そして 16520 TIFFANY。いわゆる最後期のTIFFANYフォントのひとつで、昔は結構マーケットでも見かけましたが、最近は本当に貴重になってきました。
そして116506 の Eastern Arabic Numerals 文字盤。こちらも一時は 4,000万円くらいまで高騰し、その後やや下がったモデル。とはいえ、ベースのデイトナ116506がモデルチェンジによりディスコンとなった影響も出るでしょうし… どのくらいの評価となるか楽しみですね。
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- Rolex