Auction Geneva 2025
ジュネーヴはここ最近のトレンドを如実に反映した結果でしたね。まずPatekは 5004/3970系の台頭(というか復活)、ノーチラス&アクア系は一時に比べるとやや低空飛行ですがまずまず。Vintage ROLEXはデイトナの一強体制(それもPN、BigRedのみに集中)、あとは現行系も含めてイマイチと。
そのトレンドのハッキリした理由は不明ですがトランプの金融不安のせいで、ダウトのない時計(つまりモダンPatekの安心感)に資金が集中したという背景はありそうですね。
5004に至っては低迷期は5004Pですら3,000万でもなかなか売れず、5004J白あたりはアンダー2,000の実勢という時代もありました(3970はその半額)。今では5004Pは7,000前後、RG黒で9,000、ユニークダイアルは1億越えと。Patekがまた面白くなってきましたね。金PNは1億超えと相変わらず高値安定ですが、デイトナ以外は厳しい結果も出てきてますね。
6264のレモンは1.4億つきましたが、ちょっとコンディションが悪く結果は伸びなかったですね。
JPSはこちらも6264で 1.7億円と、流石に金PNは好調です。
シャンパンは6239だったせいもあって、1億には届かなかったものの9,000万弱をマーク。
このビッグレッドはNOS(New Old Stock=未使用状態品)というもので、4,400万円もの高音がつきました。
3970のブレゲ文字盤。この仕様は昔から知られてるスペシャル品ですが、かつては40-50万CHFくらいでしたね…。たった数年で一気に2倍になったイメージです。
カタログ上、5004RGには通常ブラックは存在しないのですが 実は作られているという物。これも一時は5004Pのブラックとそんなに価格は変わらず変えたのですが、今ではこの価格。
5004Pの黒アラビアも、7,000前後がスタンダードになってきました。信じてずっと持ってた方は報われましたね。
かなりレアな3970の2ndのプラチナ。やはり相当高かったですね。リーフ針とスクエアなインデックスが特徴。
こちらも3970の2ndのYG。これはまだ買いやすい価格でしたが。
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