2020.10.15

PHILLIPS Geneva

さてジュネーヴの時計オークションの季節ですね。11月6,7日のPHILLIPSのリストが公開に。コロナ騒動が収束しない中、オークションの行方がどうなりますか。

 

スクリーンショット 2020-10-15 0.56.53前回のSotheby’sでのJPSの爆発的高騰を受けて、600K-1.2MというEstimateで登場。今回はシリアル2.0の6241ケースとダウトの全くない理想的な個体で、文字盤のコンディションも良好。JPS は市場価値においても 他のモデルに比べてハッキリと差をつけ、6263パンダと並んで ビンテージロレックスのアイコンになりましたね。

 

スクリーンショット 2020-10-15 0.57.18 いわゆる “TVスクリーン” という愛称でイタリアのパテックディーラー達に愛された5020の、プラチナでブレスレット、サーモンダイアル。これはひょっとすると日本からの出品かもですね。日本で何度か見たことがあります。通好みの非常にレアな1本。

 

スクリーンショット 2020-10-15 0.57.48 いわゆる”3-6-9ダイアル” の サブマリーナ 6200のトロピカルが出てきましたね。かなりブラウン化してますが、これをトロピカルととるか 重度の経年変化と考えるかで評価は変わってくるでしょう。ブラウンであれば全てもてはやされた時代もありましたが、最近はブラウンカラーの色味や質も問われるので、結果に注目したいです。こういうテイストが好きな人には良いとは思いますが。

 

スクリーンショット 2020-10-15 0.58.19 初代ジャンボノーチラスで、12個しか生産されなかった珍しいWG製 のモデル。今回の個体は初めてオークションに出てきた、いわゆる “Fresh to the Market” の個体。しかし、珍しいとはいえ3針ノーチラスが 30-40万ドル以上の値段がつくというのも冷静に考えたら凄いですね。

 

スクリーンショット 2020-10-15 0.58.57 シリアル2.00 ケースの6239の黒のポールニューマン。近接画像で見ても、インダイアルに汚れはほとんど無く、文字盤のコンディションはかなり良さそうですので、estimateも高めなのでしょう。夜光の形状がちょっと気にはなりますが。

 

スクリーンショット 2020-10-15 0.59.50 かつてはKing of Chronograph とも言われた5004。昨今はマーケット的には低調ですが、いずれまた復権すると思いますので、ある意味で 今は買い時と言えるでしょう。アラビア文字盤が有名ですが、このダイアインデックスの5004というのも個人的には好きですね。今回の個体は同じくダイアインデックスの白文字盤が付属。

 

スクリーンショット 2020-10-15 1.00.32こちらは所謂 “Small Crown” の 6536ですが、これはなかなかのコンディション。Red topベゼルの状態も素晴らしく、これは良さそうですね。最近では程度の良くない “Big Crown(=JamesBond)”よりも高く落札される事も多くなってきているので 楽しみです。

 

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Rolex