2019.07.09

ROLEX / SULTANATE OF OMAN

かつてオマーン軍のために作られたとも言われているKhanjarロゴ入りの一連のロレックス。最も有名なものは 6263 Khanjar ですが、かつては文字盤にKhanjar(=短剣) が印刷されていましたね。

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そして時代は変わり、現在でもひっそりとその伝統は生きていて、ROLEXはオマーン市場のためだけにひっそりとKhanjar モデルの生産を続けています。ただし文字盤はノーマルで刻印は裏蓋のみ。先日は現行デイトナについて紹介しましたが、その他にもいくつかの現行スポーツモデル(青黒GMT、グリーンサブ etc…)にも存在が確認されており、いずれも高騰している状況。

 

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裏蓋と箱にエングレーヴされる紋章はこちら。オマーン国のRoyal Emblemとも言われている Khanjar(短剣)と王冠の組合せの意匠。

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この現行の Khanjarモデル は、オマーンの KHIMJI RAMDAS という正規ディーラーの販売店(本店と支店の2店舗)でのみ販売されている模様。ギャランティの販売者の欄には必ず「538  KHIMJI RAMDAS LLC 」と書かれます。ただ世界でここだけという事ですから、生産数もかなり少ない筈。このお店の店頭に並ぶような事は勿論ないでしょうし、例えば現行デイトナだけで言えば、総生産数も白黒合わせてもまだ数十本というレベルではないでしょうか。

 

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コンディションの良い手巻きデイトナがアートとも言える領域に入ってきたため、次に来るのは16520という流れが予測されていたのですが、マーケットの空気感で言えば それを飛び越して 116500LN の高騰が過熱している感じはあります。勿論、生産中止モデルの 16520のレアモデルの方が価格的に高いのは当然ですけれど、116500LN の方が注目度が高い印象は確かにあります。

それはやはりブラックベゼル採用によるデザイン的な理由に加えて「論理上は定価で買えるかもしれない」というロマンも大きいのかな、と思います。

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Rolex