A Special Rolex Daytona For The 100th Running Of The 24 Hours Of Le Mans
ルマン100周年を記念して 噂通り特別な新作が出ましたね。これは近年ロレックスが用意した特別なデイトナのデザインとしては一番良いデザインになっているので、相当な人気が出るでしょう。面白いのはポールではなく全体としては6263ブラックに似せて来た点ですね。ケースはホワイトゴールドでした。
①インダイアルのリングを割愛した文字盤デザイン。ベゼルにも赤文字を配置。全体のイメージはポールと言うよりは6263ビッグレッド風に。
②インダイアルの目盛りを、あの独特なポールニューマンダイアル風のデザインにした(インダイアルの針は黒にした方が良かったと思うのですが、現行モデルのルールに合わせてシルバーにしてきましたね。)
③ホワイトゴールド製ケースのブラックベゼル+ブレスは、この限定モデル専用の組み合わせとし、裏蓋スケルトン、かつムーブを4132とした。
④価格は51,400ドル。
ポールニューマン風の目盛り。ただしその配置は2+2+2から、3+3+3へと変えてます。似過ぎないようにする慎重な配慮を感じますね。(針は残念ながらシルバー)
実際のポールニューマン(針はブラック)
普通のステンレスのモデルはこちら。似てるようで、全く違う。
良くも悪くも この「インダイアルのリング」が 16520以降の「近代デイトナ」のイメージを決定づけており、ヴィンテージの手巻きのデザインが好きな人は「これが無ければ…」とずっと思って来た訳です。(注釈:もちろんこのインダイアルのリングも「モダンロレックス」としてのデザインとしては非常に評価されるべきもので、このリングがあったから1988年に16520が出たあの瞬間には、「デイトナが新しくなった」という印象で市場に迎えられたのも事実なんです。だから現行デザインとしては…このリングは決して間違いではなかったと思ってます。)
それを今回、ついに撤廃しましたね。これは大きい。
必ず全てのモデルにこのリングがある訳です。
リングが無いように見えるモデルも、実はリングが同色なだけで、リングが必ずあるのです。
実機はこちら(この写真だと光の関係でインダイアルの針が黒にも見えますが)
ただしこちらの画像で見ると、やはりインダイアルの針がシルバーなのがちょっと…気になりますね。それとインダイアルのリングを無くしたことで、インダイアルが 大きく見えすぎてる印象も。どうでしょうか。
- Keywords:
- Rolex