さて、ジュネーヴと香港での一連のオークションが終了。

サブマリーナ（5508/6538）の高騰や、BlackBirdのオークションの成功など多くの話題がありました。デイトナで言えば金無垢モデルがやはり強かったですね。

一番のサプライズは6239 YG のブラックが45万CHFで落札されたこと。コンディションが素晴らしくBox&Paper 付きだったとは言え、PNでもないこの文字盤がこのプライスだったのは衝撃的でした。結局のところ、金無垢の個体数がステンレスに比べて圧倒的に少ないというところがやはり大きいのかもしれません。金無垢の黒文字盤に関しては今後全てのモデルで上昇が予想されますね。例えば、生産数が多いはずの 6263/65 YG もブラック文字盤であればこの1年で大きく高騰しましたし。

ROLEX Ref.6239 / Black dial  CIRCA 1970

また、ジュネーヴと香港で金無垢の6241シャンパンPNが 3本出ていたのですが、全て42-56万ドルで落札。こちらも安定感がありましたね。

ROLEX Ref.6241 PaulNewman (Champagne)  CIRCA 1968

あと6262のチェリーも出てましたね。こちらは 9万5,000 USDでした。チェリーはパッと見て6263のビッグレッドの文字盤みたいに見えるけど、実はノンオイスターというのが面白いですね。

ROLEX Ref.6262 “Cherry”   CIRCA 1969

 

Cherry もこれが金無垢だと 一気にオーラが出てきます。金無垢のCherryとなると、これはそう簡単には見つからない時計になります。