6263 Mk1 black
長年デイトナを見てきて、デザイン的に最も完成度の高い文字盤は6263のノーマルのMK1のブラックではないかと思うに至りました。もちろんPNの持つ圧倒的なオーラというものでは無いのですけれど、究極のスタンダードというか。
かつては後期の赤いデイトナ文字がある通称ビッグレッドの方が人気があった時代もありましたけど、やはり今は数が少ないMK1、シグマに人気が集中。中でも最初期のMk1が高騰中で、トップコンディションなら150K usd を超えてきましたね。
赤字の無いそのデザインも魅力ですけれど、面白さはやはりシリアルですね。Mk1文字盤は2.0-3.3あたりのケースに適合するのですが、特に美しさが際立つのが mk0 pusher もしくはmk1 pusher を搭載する 2.0-2.9 の個体。現在、世界じゅうのコレクターがこのあたりのシリアルのMk1を探しているという現状。しかしこのケースは6263PN パンダにも使われるためノーマルMk1文字盤で残っているものが少ないという訳です。
特に 2.08-2.2 のケースは Mk1パンダ にも OysterDown にも使える、言わば HolyGrail とも言うべきケースで、見つけるのは至難の技。
コレクター的感覚でいうと「パンダが入るケースを敢えてMk1に使う」という贅沢感と言いますか。その辺りもMk1の魅力と言えるでしょう。ただしデザインがシンプルなだけにケースや文字盤、ベゼルやプッシャーのコンディションに左右されるモデルかも知れません。
6263 Mk1(Mk0 pusher)2.2
6263 Mk1(Mk1 pusher)2.8
6263 Mk1(Mk1 pusher)2.8
Mk1 / Mk1 / SIGMA / SIGMA Peru
もちろん、その後の BIG REDも良いんですけど、やはりちょっと雰囲気は変わってきますよね。時代的にも最近のロレックスという感じの雰囲気ですね。
BIG RED / BIG RED SIGMA
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