スティール製のノンオイスターデイトナのTIFFANYモデルといえば、基本的にはベースは6239になります。プラスティックベゼルの6241にはTIFFANYモデルはなく、金無垢ケースの6241/64に僅かに存在するというのが現在のワールドスタンダードな考え方。

オリジナルのTIFFANYモデルは非常に希少で、個体数はPNよりも断然少ないです。しかも一見すると普通のモデルに見えるところが良いですね。ロゴのプリントは勿論、個体差もあるとは思いますが、水平ではなくやや右上がりなのが多いように思います。

今回、4個体を撮影することができたので、ここで紹介。

まず1本目は6239 small logo のTIFFANY。70年代や80年代以降のフォントとは全く違うTIFFANYのクラシックな書体が最大の魅力。こちらは2016年のN.Yのクリスティーズに出品されていた個体。

6239 small TIFFANY

こちらの2本目もベースは6239 smallなのですが、上の個体とは製造時期が若干異なり、元々の3Lineのプリント位置が下にシフトした文字盤。そこにさらにTIFFANYロゴが入るので、かなりギュッと凝縮されてプリントされてます。こちらもやや右肩上がりのプリント位置。ブレスに黒文字盤は精悍な印象。

6239 small TIFFANY

そして3本目のシルバーのこちらは、Jumboがベースの個体。Jumboになると全体的に文字が下段に行くほど長くなるので、ピラミッド型の配置になるのが特徴。ちなみに金無垢になると6241にTIFFANYが存在します。

6239 Jumbo TIFFANY

4本目のこちらは先日のN.Yオークションで撮影した個体。こちらは基本的に3本目と同じタイプの文字盤ですね。こちらはより経年変化があって、ヴィンテージ感のある個体でしたね。

6239 Jumbo TIFFANY