全体的な価格停滞ムードの中、6263の金無垢は上がってますね。ただし黒文字盤でコンディションの良いもの。1年前はトップレベルの個体で18万usdくらいでしたけど、最近では23万ドルはついてます。

そして、国内外で検索して頂ければわかると思いますが、6263/65の金無垢はブラックの売り物がほとんど消えてます。もともとノンオイスター6241/39はレアなので売り物は皆無でしたけど、6263なんかは、いつ見てもどこかのお店には売り物がありました。でも今は、ほとんどない。その代わりステンレスのデイトナは比較的、多く見かけます。まさに、多くのコレクターがステンレスから金無垢へ乗り換えてるのかもですね。

手巻きデイトナの金無垢モデルは生産数がとにかく少ない。最も多いと言われる6263/65ですら全体の10%程度。6239に至っては3%しかないと言われています。そうなるとやはり個体数は効いて来る、という事でしょうか。もちろんそれだけではなく、マーケット側が成熟したことで金無垢ケースのモデルが再評価されたという部分もあるのではないでしょうか。

6264 YG  1972年に販売された個体