2025.09.13

House Matthys /1972

海外の富裕層 が「歴史的名建築を買い取って、レストアし 好みのアート や ビンテージ家具を入れて住む」ケースが ありますが、 それとはちょっと異なる事案がこちら。建築家が 別の建築家が設計した家を買って住むケース。

1972年 に 建築家 IVAN VAN MOSSEVELDE によって ベルギー郊外に建てられた アートコレクターのための邸宅 House Matthys  を、建築家 Glenn Sestig が 2017年前後に手に入れ、外観はほぼそのままに レストレーションしつつ、一部を改装。好きなアートやオブジェを配置して自邸兼アトリエ として使用しています。Glenn Sestigによれば、控えめなモダンな窓枠、カーペットの撤去、柔らかなグレー調の天然石床材の採用などの改装により、構造物のブルータリズム的性質が強調され、よりクリーンで明確なミニマリズムのインテリアが創出されたという。

建築の素晴らしさは勿論ですが、この好きなものを集めた調度品の数々が、ある種の不思議な調和をもたらして、唯一無二の空間になっていますよね。ただ単に高いビンテージ家具を集めた訳でも、高価なアートをお金にあかして飾っている訳でもない。彼が本当に好きなものを長い時間集めたのがよくわかります。

特にこの微妙な段差を持つ庭とブルータルな建築のコンポジションが見事。直線基調の建物ですが、ほんの少しのカーブがあるのが効いてます。普段から素晴らしい設計をしているGlenn Sestig ですが、この美しい空間で毎日仕事をしているなら それも納得です。

この建築の素晴らしさは下記参照リンクの動画で是非。

Cf : Wallpaper

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