2022.02.01

藤原ヒロシとポケモンのホテル「INN」で見つけた冒険の世界

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渋谷と原宿の街を一望できるホテル「sequence MIYASHITA PARK(シークエンス ミヤシタパーク)」。その16階フロア全体を、藤原ヒロシとポケモンの「THUNDERBOLT PROJECT(サンダーボルトプロジェクト)」がアレンジした。エレベーターを降りると、いねむりポケモンのカビゴンのぬいぐるみが出迎えてくれ、“草むら”のような廊下から冒険の世界が広がる。プロジェクト名の「INN(イン)」とは、辞書によると田舎にある宿泊施設のこと。ストレートに「ホテル」と言わないセンスにも脱帽だが、町から町へと旅するポケモンの世界を想像すれば、しっくり来るのもそのはずだ。

Text_Yuki Koike Photo : ©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

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客室はダブル、ミディアムダブル、クイーン、ツイン、ラージツイン、キングの6種、計21部屋で、それぞれベッドの壁が異なる。オーキド博士から最初のポケモンを選ぶシーンや道で眠るカビゴンと遭遇したシーンなど、初期の「ポケットモンスター」世代には懐かしい。

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絵画のように飾られているのは、どこかの街をポケモンのマップに見立てた「CITY MAP」。よく見ると、ハチ公のようなワンパチがいたりモヤイ像のようなナッシーがいたり、電気屋らしき場所には、でんきタイプのポケモンが群がっていたりするので、じっくり見てみよう。各部屋に置かれている「ポケモン図鑑」も、ホテルの机や書棚によくある“あの本”にそっくりだ。

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宿泊者は、ピカチュウかカビゴンのぬいぐるみ(ランダムでどちらか1点)をはじめ、アメニティや「INN」のロゴをあしらったフェイスタオル、バスタオル、スリッパ、バッグをお土産として持ち帰ることができるというのも、INNならでは。

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ホテルに備え付けてある水なども、冒険の必需品である「ふしぎなアメ」や「おいしい水」、「サイコソーダ」と、ゲームの世界をイメージしている。ちなみにこれらも全部、無料でゲットだぜ!

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「retaW(リトゥ)」が手がけたアメニティ(シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディクリーム)は、ほうこうポケモンのフレフワンからインスピレーションを得た甘い香りが特徴。パッケージもフレフワンらしい、ピンクが基調となっている。ドアノブにかけられている同じ香りのカータグには “BITTER VALLEY”の文字が。BITTER…VALLEY…..?和訳してみると…….あ!?

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宿泊中に1度だけ利用可能だという売店は、カウンターに「タマムシデパート」を意味するロゴを配し、床もタマムシデパートと同じ模様になっている。耳をすませば聞こえてくるのは、どこか懐かしいゲーム中のBGMだ。

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ここでは、廊下で眠るXLサイズのカビゴン(88,000円)やお土産として持ち帰ることができるアイテムの他に、フーディー(17,600〜18,700円)、ロングスリーブTシャツ(10,450円)、Tシャツ(7,700円)、クッション(6,380〜6,600円)、ブランケット(7,150円)、ティーカップ(2,860円)、カトラリーセット(5,940円)などを販売している。

なお、宿泊プランが用意された3月20日までの空室は残りわずか。全室1泊2日の限定プランで、価格は42,000〜60,000円(お土産付き)。すでに予約困難となっているので、早めのチェックが必至だ。

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ここじゃないどこかへ行ってみたい気持ちがあるなら、それが冒険の始まり。渋谷のど真ん中で、ポケモンの世界を旅しよう。

 

INN
会期 : 2022年1月22日(土) ~ 3月20 日(日)
会場 : sequence MIYASHITA PARK
住所 : 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目20−10 MIYASHITA PARK North
電話 : 03-5468-6131

 

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