2015.12.25 水色の部屋 Kindleで。 この物語を構成する様々なディティールは、どれも今まで小説や映画などで既視感のあるもので、そして決して斬新なわけではない。むしろ漫画の世界でさえもそうだ。ただ映画だともっと映像的にある意味のキャッチーさや個性が欲しくなるし、小説だと緻密な心理描写が必要なのだろう。それらが漫画だと全て読み手に委ねられるビジュアルコンテンツなのだなとあらためて思ったり。 その上でこの絶妙なドンズバ感のなさ。たまに見せる疾走感。作者の感性によるものか。 Keywords: Comics Share: