2015.12.10

市川崑と『犬神家の一族』

子供の頃に見た犬神家の一族は単に怖い映画というだけだったし、エヴァンゲリオンで引用されたあのスタイルもなんか変なことをやってるとしか認識できなかったんだけど(なにせ子供ですから!)実は今に至ってもその本質的な魅力が分かってないんじゃないかと思い、手に取った一冊
丁寧な解説。逆に「細雪」以降の駄作と言われる作品を改めて観たくなった。本書にある「日本映画界の人柱」という表現、腑に落ちる。
石坂浩二との対話が興味深い。