2016.09.02

先日、ある友人に食事に誘われ、傳の長谷川さんを紹介していただいた。
行きたいな、と思いつつ、なかなかスケジュールが合わずに行く事の出来なかったお店「傳」。

長谷川さんと食事をしながら色々お話をして驚いたのが、いかにインターナショナルな横の繋がりがあるか。
半年くらい前に僕がミラノで行ったまだまだ無名なレストランの話になると、即座に、その店の厨房でシェフと一緒に料理を考案した話がでたり、年内にペルーの例のレストランに行く話が出たり、。

食文化は現代に残る数少ないアナログ的な流行交流文化だと思ってるけど、「そうか、シェフ同士も本当にアナログ交流があるんだ」と確認できた。

この最近のシェフの横の繋がりは、90年代初頭のいわゆるストリートファッションととても似てる。
伝統的なものがバックボーンにありながらも、同時代を生きる世界中のリーダー的な存在が、同時期に横に繋がる。
そこから、いろんな国を行き来し、いろんな人と出会い、コラボレーションが始まったり、横の繋がりだけでなく、上下に広がりを見せた。
食文化界も、なんかそんな感じの事が起こってるのかな、と。
もちろん、伝統に重きを置くレストランはそれぞれ大きな魅力がある。
でも、それをリスペクトしながら、それとは違う新しい「何か」を作り上げる。
「傳」はそんなレストラン。
日本が発信する和食ではなく、世界の中の和食。インターナショナルの中に位置を置く和食の店。

行く前に「傳のセンス、傳の趣味にヒロシさんついていけるかな、、」って心配の声もいただいた。
僕自身「え、デンタッキー、?」って正直少し小馬鹿にしてたところもある。
で、目の前にデンタッキーを置かれると、、「これは?」
もう完全にマウントポジションを取られた。この日の夕飯は、完全に長谷川ペースに飲み込まれ、完敗でした。
次は、もっと気持ちを引き締めて、負けないように頑張ります。

via 食べログ

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