2024.03.28

New G configurator

早速ドイツのサイトのコンフィグレーターが公開。G63 は 189,329 EUR(VAT19%込)で、今回から新しく設定されたフルレザー(天井やシートバックまで)や ウッドデッキなども含めてフルオプションにすると24万ユーロ(3,900万円)前後にまでなりますね。この価格は現地VAT19%込みの価格ではありますが、この感じだと日本の価格は車体本体で3,000万くらいになるのでは無いでしょうか。

5年前に日本で Gクラスが発売された時の価格が 税込2,035万円(2023最終価格は2,548万)だった事を考えたら 5年で150%くらいに値上げされたことになります。ただあの時ドルは113円(現在150円=132%)でしたから「元の価格が15%上昇し、ドルやユーロが30%上昇した」という理解が本当のところかもしれませんね。

スクリーンショット 2024-03-30 22.00.20ソリ黒+CarbonPack+NightPack+新ホイール”22

スクリーンショット 2024-03-30 22.00.33

スクリーンショット 2024-03-30 22.01.04

 

Carbon Exterior Package は 9,401 EUR(154万円) で、Offroad PRO Package は11,894EUR(195万円)。カーボンパックにはダークヘッドライト等も含まれており、これを選択するとナイトパック Ⅰ  2,677EUR(44万円) は選択不要となります。G63 でも所謂 Professional仕様 にできるのは良いと思います。日本では限定車扱いにされる可能性が高いですが。

スクリーンショット 2024-03-28 7.43.41

G63の場合、標準シートは左のもの。ダイアモンドパターンのSUPERIOR Line はレザーのダッシュボードや天井のアルカンタラも含まれていて 8,288EUR(136万円)。

スクリーンショット 2024-03-28 7.44.17

ホイールは22インチが最大で、こういうラインナップ。

スクリーンショット 2024-03-28 11.28.52

 

 

注目の MANUFAKTUR Full Leather Package は 19,040EUR(312万円) と 高価なオプション。ヘッドライニング、A/B/C/Dピラー、シートバック、天井後半部にダイヤモンドデザインパネル、サンバイザー、ウィンドウ・レギュレーター、トランク内ホイールアーチパネリング、リアドア内張の全てがナッパレザーに。ラゲッジのウッドデッキは 2,856EUR(47万円)。

スクリーンショット 2024-03-28 8.14.37

 

そのフルレザー仕様 の 天井はこんな感じ。ただしこのフルレザーパッケージ(310万円)を選択するにはSUPERIORパッケージ(135万円)を選択していることが必須。しかもこのSUPERIOR で多くの部分(ダッシュやシート、ドアなど)はナッパレザー化していますので、このフルレザーパッケージ(310万円)で新たにレザー化するのは ①天井 ②ABCDピラー ③前後シートバック ④トランクスペース左右 ⑤サンバイザー くらいのもの。これで300万円超えは ちょっと…という値段設定ですね。例えばレンジローバーはSVを選べばそのあたりは標準で全てレザーになっていますし、ベンタイガ含めてこのクラスのSUVはピラーと天井のレザーは当たり前という感覚ですので、Gクラスをその価格で売りたいのなら、この辺りもライバルと並ぶようにアップデートしていく必要があると思います。

スクリーンショット 2024-03-28 11.09.29

それとリアのセパレートシートが用意されてないのが非常に残念。ドイツ人の考えでは 「G クラスでそんな事をしたって元からレッグスペースがないので、くつろげるわけでもない。そういう客はGLS マイバッハを買えばいいだろ?」というロジックなのでしょう。でもラグジュアリーマーケットってそういう事じゃないと思うんですよね。ゲレンデでそれをやるから、そこに需要が生まれるんじゃないでしょうか。

スクリーンショット 2024-03-28 11.09.44

 

ドイツではソリッドカラー(Uni Color)は ブラックもホワイトも選択可能。ここは是非 日本もお願いしたいところですね。 ここ最近はカリナンもベンタイガも黒メタよりもソリッドブラックを高価に設定してる(= もちろん論理的にはメタリック塗料の方が高価なのですが、ソリッドの黒の場合は特別にマルチペイントなどの手間をかけて仕上げているというロジックを適用)のがトレンド。メルセデスもより付加価値を持たせた「ソリ黒」のペイントの開発が必要かもしれませんね。そしてメタリックの黒はオブシディアンとマグネタイト。その他、本国では非常に豊富なカラーから選択可能。デザートサンドや、ダークブルーなども。

スクリーンショット 2024-03-28 7.49.28

スクリーンショット 2024-03-28 7.49.11

スクリーンショット 2024-03-28 11.31.50

ボディを黒以外にすると当然ですが、カーボンパーツが映えますね。

スクリーンショット 2024-03-28 11.32.33

もちろん、フェンダーをブラックにもできます 714EUR(12万円)。こちらはボディ色 グラファイトに黒フェンダー。

スクリーンショット 2024-03-28 11.44.14

 

G63 の標準の内装パネルはピアノウッド。カーボンは4,165EUR(68万円)。その他はグレーのウッドや、ブラックメタルなども選択可能。

スクリーンショット 2024-03-28 11.01.17

シートをブラックナッパ で白ステッチにすると、なかなか良さそうですね。

スクリーンショット 2024-03-28 11.06.31

スクリーンショット 2024-03-28 11.06.45

スクリーンショット 2024-03-28 11.06.55

スクリーンショット 2024-03-28 11.07.09

シートベルトも黒以外に4色選択可能(銀、黄、赤、茶)。

スクリーンショット 2024-03-28 11.22.33

カーボンステアリング 975EUR(16万円) もあります。

スクリーンショット 2024-03-28 11.23.04

 

 

Keywords:
SUV