2023.06.14

Rise of PN

ここ半年くらいで、オークションのリザルトとしても コレクター肌感覚としても ポールニューマンの人気がどんどん高まってる印象があります。それには様々な要因があると思うのですが、ひとつは資産としての安定性を求める人が増えて来たと言う事だと思います。まだ完璧では無いにしても、PNに関しては多くの知見が体系化され、ほぼ真贋やオリジナル性に関しても基準が明らかになり、PN文字盤とケースシリアルとのマッチングもほぼルールが完成しつつあります。わかりやすく言うなら価格が上がるにつれ、バイヤー達は「ダウトの無い時計」を求めた、とも言えると思います。もちろんそれだけではなく、あとは単純にデザインが美しく ビンテージロレックスのアイコンであるという要素が大きいでしょう。

そんな中、先日 NYのPHILLIPSで、6241のシンプルな黒ポールがなんと 635,000USD(邦貨8,900万円)で落札されました。これはトロピカルやTIFFANYを除く、ステンレスのノンオイスターのPNとしては最高額だと思います。

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ただしこの個体は、最高レベルのコンディションだったようで、これがノンオイスター黒PNの世界のTOPの値段と言う事でしょう。この価格はともかくとして、もはやノンオイスターPNの実際のマーケット価格もコンディションが良いものに関しては 5,000万円が基準になってくると思います。そうなってくると、オイスターPN(パンダ)は1億円が基準になる時代が近いという事になるのかもしれません。

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Rolex