2022.10.18

5811/1G (New Nautilus)

突然発表された新型ノーチラス。ケースをWGにして938万円にしてきましたね。

まあ Patek から見れば ステンレスで安く売ったところで転売業者や中古時計屋を儲けさせるだけになるので、それならば自分達が取ろうという考え方もあったのでしょう。これで5712 (=655万円) はまだカタログに残ってますがこれがノーチラスの事実上の最安値に。今後はノーチラス系は コンプリケーションはステンレス、3針はWGとして最低 7万ドルはとる、という方針なのでしょう。US価格は$69,785ですから円安も相まってのこの価格と。ただし本日の為替レートですと$69,785=1,040万円ですから、938万円でも手心を加えた 戦略的価格 というところでしょうか。

 

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それと同時に5204G のグリーン文字盤も発表されましたね。こちらは5004の面影を追ってるような雰囲気ですけど、どこまで人気が復権できますか。ただその人気というのも未来のアフターマーケットの話であって、Patekにしてみれば生産数も少ないモデルですから、いずれにせよ全部売れる訳で 彼らのセールスには関係ない話。ですが、ブランドの神話は人気モデルをどれだけ生み出していけるかの歴史とも言えますので、例えば「5204 が 5004ほどの評価を得られるか」というのは ブランドとしては実は重要な要素ではあると思います。

 

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Patek Philippe