2022.04.07

Orchidee

リヒターのオーキッドのEditionが 久しぶりにPHILLIPSに出てたんですが、44,100ドル(約540万円)と 今までも高額な落札となりましたね。ここ10年くらいは ずっと2万ドル台でしたけど、ここにきて高くなってきたのでしょうか。

オリジナルはもちろん1997年に書かれた作品で オイル・オン・アルミニウム(アルミ製キャンバスに描かれた油絵)、サイズ 29 x 37cmの作品です。リヒターが65歳の時に描かれたもので、素晴らしい完成度。

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そのEdition作品になるわけですが 実は5種類あって、微妙にサイズやトリミングが違うんですよね。まず ⅠとⅡ は余白が無く、オフセットプリントの上からアクリル圧着の仕上げ。そして Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ は余白ありの 額装タイプ。edition数もバラバラで 少ないもので17、多いもので25となっており全て合計で104と。

個人的には余白なしのアクリル圧着タイプのものが高級感もあって、好みです。昨今 アブストラクトのポスターエディションに人気が集まってますけど、あのタイプはサインもないですし 作家公認のポスターみたいなもの。それよりもこういった作品はオリジナルは美術館級のプライスで まず買うことはできないし、きちんとサインもある 正式なEdition作品ですから 今後面白いのではないかな、と思います。

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Drawings