4月のPHILLIPSに、ロバート・フランクの有名な作品「“Parade—Hoboken, New Jersey” (1955).」が 1年ぶりに出品されるようですね。

この作品はパレードというタイトルですが、パレードそのものではなく、それを見ている人々を撮ったもの。左側の窓から見ている人 物はブラインドのせいで顔が半分隠れ、右側の人物はな びく国旗のせいで、顔が隠れ上半身が見えるだけ。左右の窓と下半分の国旗の作り出す構図は、主題は国旗と人間の関係であることを示しています。

この作品は非常に人気が高く、21x33cmと小さいサイズながら去年のオークションでは138,600usd という落札結果でした。今回はどうなりますか。

 

 

 

1960年以前のモノクロ作品といえば、去年の10月のオークションに出ていたこちらの作品も素晴らしかったですね。

もちろんこちらはオリジナル。Edward Weston に関しては 息子が後年に焼いたモダンプリントだと1万ドル以下なんですが、1930-40年代の現像されたオリジナル プリントはかなり高価。

 

サイズはこちらも19x24cm とかなり小さく、古典的ではありますが、やはり迫力があります。良いものは、良いといったところでしょうかね。