2015.11.19

6240 “SOLO”

6240の中でも最も旬な文字盤といえば勿論 “SOLO”。このモデルは謎も多く本当に当時正規品として販売されていたかどうかも諸説あるという状況。かりに販売されていたとしても、6240が正しいという説もあれば、6238、6239が正解という見方もある。

文字盤自体はSINGERから出たものなのは間違いなさそうなんですが、販売されてないプロトタイプだったのか、それとも少量販売されていたのかこのあたりもこれから解明されていくのかもしれません。

ただそれでも、ここ数年の業界の大きな流れの中で、今現時点ではオークション的にも「アリ」とされてるモデルなんです。もちろんケースのシリアルとのマッチング、文字盤が本物であることが重要ですが。オークションに出品される場合、ケースは6240というのが一般的に定着しつつありますね。

この場合も当然ですが、文字盤コンディション、針、ベゼル、プッシャーが非常に重要になってきます。特にプッシャーには拘りたいところ。オークションでの評価も高騰しており6263の段つき白PNに近い数字になりつつある状況です。

もちろん人気の根幹にあるのは「レアである」という事実そのものにあるのは間違いないですが、デザイン的にある種の「余白の美」とでも言うべき存在感を持っているのもまた事実。

数年前なら見向きもされなかった存在が、今や最も高価なデイトナのひとつまで上り詰める。こういう現象がヴィンテージの世界の面白さでもあるのだと思います。

さて、そんな 6240″SOLO”が日本にも。

シルバー文字盤にはROLEXの文字のみ。ベゼルはMK1、プッシャーはMK0、インダイアルは左ストレート。ネイビーの革ベルトとのマッチングも良好。

Special thanks to EAST CROWN

 

 

Keywords:
Rolex