フラグメント デザイン藤原ヒロシとジョーダン ブランドとのコラボレーションが正式に発表された。レトロスペクティブという言葉をキーワードを掲げ、ヴィンテージとテクノロジーを融合させたスニーカーとアパレルコレクションがライナップ。Jordan Brand x Fragmentコレクションは、9月17日に予定されている。

クラシックモデルをモダンにアップデート

スニーカーはエア ジョーダン IIIとエア ジョーダン ケーダンスがラインアップ。ジョーダン IIIは2004年発売のオルカパックのように、シンプルな白と黒で構成されている。大胆なフラグメント ロゴが透明のジャンプマン越しに見えるように配置されたヒールカウンターが印象的だ。

また、ニュートラルグレーを地色に使用したエア ジョーダン ケーダンスには、エア ジョーダン IIIと同様のヒール エア ユニットを採用。ケーダンスの言葉通り、規則的に繰り返されるロゴなどを取り入れ、モダンなデザインへとアレンジしている。同シューズについて藤原ヒロシは「これもジョーダンブランドにとっては新しいことかと思いますが、このシューズで何かをやってみたいと思っていました。以前、HTM でジョーダン トランナー NXT リアクトを制作しました。それ以来、ジョー ダンのランニングやライフスタイル シューズにも興味を持っていました」とコメントしている。

スニーカーには、フラグメントとのコラボレーションに共通する、モデル名とシーズンを示すコードがミッドソー ルに小さく記される。

80年代のスポーツウエアを彷彿とさせるアパレルコレクション

「ビンテージのジョーダン コレクションを目にして、ナイロン のトラックスーツなど、これを着たらどんな印象になるのか、どんな気持ちになるのか、それを感じてみたいと思ったのです」そう振り返る藤原ヒロシの言葉通り、アパレルコレクションは鮮烈な記憶を大切にするというメッセージをもとにデザインされている。

アメリカのクラシックなジムウェアを思わせるラグラン フリースやT シャツ、ナイロンパンツなどには、ホーム（グレー）とアウェー（ブルー）という概念を持たせた2カラーをメインに使用。スウェット シャツには、80年代のクラシックなスポーツウェアを思わせる特徴的な文字がデザインされたものや、ジョーダンがプレイする姿のプリントを施したものなどがそろう。

最新のイノベーションを搭載した未発表のエア ジョーダン XXXV

これら9月17日に発売されるコレクションが全てではない。10月には最新のイノベーションを搭載したエア ジョーダン XXXVの発売が控えているという。コレクションの中でも過去と未来とを橋渡しする存在として最新のパフォーマンスシューズをフラグメントデザインがアレンジした同シューズは、ブラック、ブルー、ホワイトといったクラシックなスポーツらしい色でまとめまられた。「古いビンテージのシューズとはかなり違いますが、イノベーションも 大好きです。10 年後には宝物のようなシューズになるかもしれませんね」と、藤原ヒロシはコメントを寄せている。エア ジョーダン XXXVは、10月28日から SNKRS、NIKELAB MA5、その他一部の販売店で発売される。

■Jordan Brand