ニューヨークのPHILLIPS に、またもTIFFANY PN が出品。しかも今回は6241ケース。過去のポストでも書きましたけど スティールのモデルの場合は TIFFANYは6239であるのが基本（金無垢の場合は6241にも）。ですが、ステンの6241に絶対に無かったかと言えば、これはもう誰にもわからない話。存在しない事を証明することは当然ながら不可能ですので、そうなると出てくるのがオークションというもの。

1.99のケースで、Estimateは300-600K。ダイアルのコンディションはそこまで良くは無いですが、これはまあ希少な文字盤だから、仕方のないところ。Case with inventory number “7261” under lug…とありますけど、これ手書きだからまあ、参考程度ですかね。いずれにせよ、この文字盤が貴重であることは間違いありません。

ただこの時計が、例えば600Kで落札されたとして… Tiffanyではないがコンディション最高レベルのの6241 PNとどっちが良いかという話ですよね。昨今の考え方だと コンディションが良い方を選ぶコレクターが多いような気はします。

 

そして同じオークションには 5167 の Tiffanyも。

こちらの方は いわゆる「ダウトのない時計」でしょうから、欲しい人には良いチャンスでしょう。40-80KというEstimateも一時期を考えたら控え目な数字ですし。ただ我々から見るとJPYが弱いので、いずれにせよ安い訳ではない、となるのですが。