新型のAMG GTが発表。旧型をアップデートしたようなデザインですが、やっとメルセデスもこの系統の顔のデザインをモノにした感じで、綺麗にまとまっていますね。SLの時は若干の違和感があったヘッドライトもうまく馴染んでいます。ただやはり、911に似ないように苦労した気配は感じますね。

最近のメルセデスはテールランプのデザインを凝ってるモデルが多いですが、今回のも非常に凝ってきました。クルマという商品の面白いところで、車の本質とは関係ないような小さなパーツ（例えばブレーキランプ）のデザインが美しかっただけで 消費者はモデル全体に高評価を与えたりする事が 往々にしてあるので、これは正しい戦略かもしれません。実際、このテールランプの実物を見たら、911のテールランプは 古く見えるとは思います。デザインとして良いかどうかは別問題ではありますが。

 

今回、ちょっと新しい試みをやってきたのは「フロントグリルのためにボディに大きな穴を開けておいて、グリルはそれよりわざと小さく作る」という手法です。そしてその下の部分はエアインテーク的に見せるという。これは 旧型の Black Seriesで取り入れた手法で、これを洗練させた形で ノーマルモデルにも採用してきました。今後、こういったモデルの スタンダードな手法になり得るかもしれませんね。