HF’S Winter Warmers 【前編】
音楽、ファッションなど多分野にわたり活躍し続けるアーティスト 藤原ヒロシ。仕事や旅、プライベートで出会った数々のアイテムの中で、彼の心を今温めるモノとは?HFがセレクトする2018 Winter Warmers 12選をお届けする。【前編】
Baccarat fragmentdesign BE@RBRICK
11月末に発売されすぐに完売した、フラグメントとベアブリック、バカラとのトリプルコラボレーションコラボレーション「Baccarat fragmentdesign BE@RBRICK」。偶然、同じ背丈だったというGerhard Richter(ゲルハルト・リヒター)のガラスのオブジェを隣に飾るのがHF流。「ベアブリックとのコラボレーションは何度かしてきたけれど、バカラとのトリプルコラボレーションは初めて。嬉しかったですね、本当にできるんだって。仕上がりにも満足です」。
Lingua Franca NYCのSWEATERS
「NYのある美術館のミュージアムショップでふと見つけたスウェットがあって、気になってブランドサイトを見たら婦人服ブランドだった。『original gangsta』とか刺繍されているフレーズに惹かれて、何枚か買いました。こういう出会いって嬉しいですよね」。NYに拠点を置く「Lingua Franca(リングァ フランカ @linguafrancanyc)」はカシミアセーターの専業ブランド。フェアトレードにも注力しており、「original gangsta」のセーターは1枚につき100ドルがThe Women’s Alzheimer’s Movementへと寄付れるのだとか。
sacai × Polaroid Originals SX-70限定モデル
「90年代くらいまではオリジナルモデルを所有していたんです。久しぶりに持ったらすごく重くて、なぜだろうと思ったら『sacai(サカイ)』が装飾していたからでした(笑)」と話すこのカメラは、サカイとのコラボレートで復活したPolaroid Originals SX-70。ローンチパーティーではレセプションのカメラマンを務め、およそ1時間にわたって来場者を人を撮影するサービスも行った。自分主催のレセプションパーティーとの比較してか、「サカイのレセプションには綺麗な女性がたくさんだなって思いました(笑)」とHF。
Jamie Reid Republic Box Set REJECTS
パンクの歴史には欠かせないアーティスト、Jamie Reid(ジェイミー・リード)のスペシャルボックスは、ロンドンのカルチャーアートセンターL-13のECサイトから入手したという。ボックスは黒い手袋付きの113セットのリミテッドエディションで、74/113という番号とサイン入り。「僕が30歳くらいの時、彼にロンドンで会ったことがあるんだけど、まさにアナーキストという印象だった。パンクに対するノスタルジーを感じさせるジェイミー・リードが手がけたものにはついつい反応してしまいます」。
>>2016年に発売されたSEX PISTOLS本の決定版
Soviet Bus Stops in Georgia
「初めて行きましたが、最高でした。街も食事も全てが良かったです」と絶賛するのはファッションウィークのために渡ったジョージアの首都、トビリシのこと。「この本は(自称)トビリシ観光親善大使マスイユウさん(@yumasui)にもらったんです。”ファッション業界のさかなクン”のような格好をした方で、トビリシの美味しいご飯屋さんやファッションウィークで見るべきブランドを教えてくれたり、本当によくしてもらいました」と思い出深い一冊になったようだ。
ちなみに、旅の功労者マスイユウはこの本を届けた理由をこう語っている。「ジョージアの若手アーティストの作品集で、ロードトリップが好きだとおっしゃっていたのでピッタリかと。また可愛いジョージア語が入っているものを、せっかくなのでお持ち帰り頂きたいと選びました」。
>>トビリシでHFが宿泊したホテル
AMKK(東 信、花樹研究所)のスカジャン
「スカジャンは5、6枚持ってます。10年くらい前のグッチとか。そんなに着る機会がないんですけどね。特に去年、一昨年は流行っていて着づらかったから、逆に今が着るチャンスじゃないかな」と言い見せてくれたのは、AMKKを主宰する東信によるスカジャン。¥2017年に投稿され話題になったが、「去年の夏に僕の手元にやってきたんだけど、モチーフは花ですけど和も洋も入ったデザインが気に入ってます。黒ベースでまとまっているからお葬式にも着て行けそうですよね」。
▶︎HF’S Winter Warmers 後編に続く
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