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2月20日、ミラノ・ファッションウィークの幕開けにモンクレールは新たなプロジェクトのスタートをアナウンスすべく、巨大なプレゼンテーションを披露した。「モンクレール ジーニアス」と題された今回のプロジェクトでは、モンクレール社が世界中の第一線を走るクリエイターたちとユニークなコレクションをローンチしていくという。そのジーニアスの一人として白羽の矢が立てられたのが、藤原ヒロシ率いるフラグメント・デザインであった。
Ring of Colourはそのプレゼンテーションに合わせ、藤原ヒロシの背中を追うべくミラノへと向かった。最高峰のダウンウェアのブランドとして名を馳せてきたモンクレールとフラグメント・デザインのコレクションである「7 モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ」の全貌そのバックステージをあわせて紹介したい。
2018年秋冬のシーズンに向けてローンチする「モンクレール ジーニアス」はその名のとおり現代のファッションにおいてジーニアスと一目をおかれるクリエイターたちが、モンクレールのダウンというフィールドにおいて、それぞれのヴィジョンを表現するというもの。藤原ヒロシとともにジーニアスとして顔を揃えるのは、ヴァレンティノのディレクターをつとめるピエールパオロ・ピッチョーリ、ロンドンのクレイグ・グリーン、シモーネ・ロシャ、コムデギャルソンでノワール ケイニノミヤをデザインする二宮啓ら。この「モンクレール ジーニアス」のコンセプトは、8つの窓を持ったビルディングのようなもので、それぞれの窓にユニークな側面が存在する包括的プロジェクトなのだという。
その夜、会場となった巨大なホールには、シルバーのスクリーンで覆われた8つの巨大なボックスが設けられ、それぞれのヴィジョンにあわせたプレゼンテーションやショーの形式でコレクションが披露された。
「7 モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ」のプレゼンテーションはガラス張りのグリーンをバックに配したボックス。「BACKSTAGE」というキーワードのもと、スタジオ機材や楽器ケースの間に陣取った10数人のモデルがそのコレクションを着用している。さらに壁一列に並んだボディ20体のコーディネートがお披露目された。このフラグメントのブースはオープンとともに人がなだれ込み、一時は入場規制がされるほどの注目を集めていた。
プレゼンテーションのオープンを前にモンクレール社会長兼CEOであるレモ氏と
プレゼンテーションの様子
プレゼンテーションの最中、バックステージの藤原ヒロシ
モンクレールの代名詞である、ダウンジャケット、ダウンベストは豊富なラインナップ。フラグメントのロゴとともに「TO THE SOUTH / TO THE WEST / TO THE EAST / TO THE NORTH」のコピーも印象的にエンボスされている。パンクなイメージのモヘアセーターもフラグメント的なポップさで冬のコーディネートに落としこまれている。ウェアのみならず、マフラーやバックパック、マウンテンシューズ、トートやサングラスまでラインナップされている多彩なコレクション。現時点のアナウンスでは6月からマンスリープロジェクトとして順次ローンチされるとのこと。
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- Men's