2020.12.02

Hiroshi Fujiwara’s『Winter Warmers』

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藤原ヒロシが仕事やプライベートを通して出会った数々のモノの中から、心温まるモノセレクトする 「Winter Warmers」。審美眼と時代性から選ばれたジャンルレスなモノについてのインタヴューを藤原ヒロシの視点で捉えた写真とともにお届けします。

Photo_Hiroshi Fujiwara Text_Mio Koumura

uniform experiment 『REVERSIBLE MA-1』

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「気がついたら、生地がロロピアーナになっていました」と話す「uniform experimentの定番ジャケットは、2011-12年秋冬シーズンに登場して以来、毎年マイナーチェンジを続け、遂に最高級素材を使用するに至ったというマスターピース。「僕はドレスコード対応ジャケットだと呼んでいて、レストラン等でどうしても必要だったらひっくり返すこともできます。僕も着てるし、小次郎(フラグメント)も着てるよ」と、ジャケットを着ない主義のヒロシさんもご愛用。

HERMES 『ストール カレ ジェアン ショール カシミア』

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ふらっと寄って手に入れたという「HERMES」のバンダナ柄スカーフは、シルクカシミア素材にプリントされた140×140の大判サイズ。バンダナ柄スカーフの中でも予約待ちが出るほどの人気アイテムで、偶然手に入れるとはさすがです。今季はレ クレという柄が使用され、散りばめられた星に遊び心を感じさせます。「まだ買ったばかりなので、これから使います。エルメスってふといいものが見つかるよね」とブラックとネイビーの2枚をクローゼットに忍ばせているとのこと。

HERMES『ルージュ エルメス ボーム ドゥ ソワン プール レ レーヴル』

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「スカーフを買ったついでに、これも」と出てきたのが、「HERMES」のリップクリーム。Pierre Hardy(ピエール・アルディ)がデザインを手掛けたケースは、ラッカー仕上げの艶消し&艶なしメタルを組み合わせた存在感のある仕上がり。「リップクリームはあまり使わないけれど、蓋を閉めたときの心地よさがあるなと思って、鞄に入れて持ち歩いています」。

SEQUEL『MOHAIR KNIT』

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モヘア好きのヒロシさんが今季、愛用しているのは「SEQUEL」のニット。”謎めいたブランド”と囁かれていましたが今夏、公式ECやInstagramが開設され、少しずつブランドの輪郭が見えてきました。首元がWHITEで縁取られたBLACK×WHITEと一色のBLACK×BLACKの2色展開、どちらも気に入っているとか。「これいいでしょう?持ち運びやすいかなと思って」とSEQUELのジップロックのようなパッケージは、旅にも使えそう。

本郷三原堂 『塩せんべい』

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「ジャクソン・ポロックみたいでしょ」というアーティーな例えがしっくりとくる日本橋三原堂の塩煎餅缶。「昔いただいたことがあって、そういえば美味しかったと思い出して食べたくなったんです」というお煎餅は、伯方の自然塩とドイツ産の2億3000年前のホワイトクリスタル塩を程よくまぶした体にやさしい味。「こたつのおともに、どうぞ」。

Bijou de M 『ミニイナズマピアスWG』

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可愛らしいサンダーモチーフと小さな星は「Bijou de M」のジュエリー。「ホワイトゴールドとダイアの米粒ピンバッジです。オンラインを見てオーダーしたんですが、思った以上に小さかったです。でもこのサイズ感がいいよね」とミニサイズの星モチーフピアスも並べて、MA-1の胸元へ。

NIKE 『BLAZER』

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1972年に登場したNIKE初のバスケットシューズ「ブレーザー」。「調子いいんですよね」と、玄関をよく見るとレアスニーカーの数々の合間にブレーザー、ブレーザー、ブレーザー……!「現行品の購入と合わせてBY YOUでも作ってみた(ピンクのスウォッシュ)けど、僕は現行品のものが好きでした。作りがしっかりしていた印象。あと、BY YOUでグレー一色のブレーザーを作ってみたけどまだ履いてない。きっといつか」。写真を見ると、バイカラーのハイカットなんかもありますね。紆余曲折あった結果、どれが一番でしたか?「ブレーザーは、結局白にウィンブルドンブルーが一番いい」。

RAGGED KINGDOM『ANARCHY IS THE KEYパーカ』

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10月にリリースされたアルバム「slumbers 2」に合わせてAKA SIXからリリースされたPASTORAL ANARCHY(パストラルアナーキー)の限定Tシャツ。そのフォントを手がけたのは、70年代パンクロックムーブメントを牽引したアーティスト、Jamie Reid(ジェイミー・リード)でした。そんな彼が手がけるRAGGED KINGDOMのTシャツを買うついでに購入したというのが、写真の「ANARCHY IS THE KEY」パーカー。

「僕はまだまだルーキー」藤原ヒロシに聞くslumbers2と歌い続ける理由

蔦屋書店 RAMIDUS×FRAGMENT DESIGN 『本のためのトートバッグ』

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2つのハンドルが繋がったように見えるRAMIDUS×FRAGMENT DESIGNのトートバッグの中でも、六本木蔦屋書店のリニューアルオープンに合わせてデザインした”本のためのトートバッグ”は「本屋が好き。蔦谷が好き」というヒロシさんのお気に入り。実は初めてという両者のタッグを、「光栄でした」と振り返ります。ちなみにもう一箇所、ヒロシさんが教えてくれた好きな本屋は東京・新宿の模索舎だそうです。

HF’S Winter Warmers 【前編】

HF’S Winter Warmers 【後編】

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