2016.10.03

Sketch

OSXがアップデートされ、あらためてMacOSとしてスタートするSierra。
最新のマシンと最新のOSの組み合わせの可能性にはワクワクする。
一方で、仕事の環境ではそう喜べる事だけでは無く、時に大きく負担を強いられる変化をせざるを得ない。今回のSierraがついに引導を渡しに来やがった。正確に言えばAdobeとの関係を見直す時期と言う事か。
Macを仕事(デザイン)で使いはじめたころは、国内での情報は全く無く海外の情報と海外で学んだ先輩からノウハウを学び試行錯誤していたが、当時のデザイナーはAdobeのAIなんかより圧倒的にAldusのFreeHand派が多かった。(何せ初期のイラレと来たらプレビューでの作業すらできないお粗末さ)僕も当然、FreeHandでワークフローを構築していった。FreeHandはAldusからマクロメディアに移り、FlashやDirectorと共に進化を重ねた。その栄華を突然にAdobeが買収する、しかもその結果は今に至るようにDirectorをFlashを潰し、そしてFreeHandの後継とも言えるFireworksもアップデートを終了する。
一部のデザイナーやUIデザイナーから絶大な指示のあるFireworksを含むAdobe CS6がSierraでのサポートを終了し、実質動かなくなる。厳密に言えば裏技で動くようになる手法を有志達が見つけて共有が始まっているが…

と言う事で、前のOSXから長く僕の仕事の道具だったFreeHandの流れを汲むFireworksの後継を検討してきたのだが、この際脱Adobeも視野に入れて「Sketch」に移行して行こうと思う。このSketch、MacOS専用ソフトでUIの随所にMacらしさもある。また、そもそも紙物を作る為に進化したイラストレーターよりもUIや画面で完結するグラフィックを作る事にもフィットした作りだ。この年で長年のワークフローの中核に変更を入れるのは正直シンドイが、Adobe帝国へ小さな反旗をあげつつゆっくり頑張ります。

Sketch

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