2021.10.15
PHILLIPS Geneva
11月5日のジュネーヴのPHILLIPS のリストが出ましたね。先日の香港でのサザビーズが大きな成功を収めた直後ですから、PHILLIPS にも期待したいところです。
LOT121 名機5004が生産終了する直前に100本だけ作られて、パテのトップカスタマーだけにオファーされたスティール・ケースの5004A。相場は45万ドル前後ですが、どうなりますか。当時の定価よりはもちろん高いですけど、歴史に残る時計であることは確実で、まだアンダーバリューと言えるかもしれません。
LOT185 最も高価なPNとも言われたオイスターダウン(オイスターモデルの黒ポール)でしたが、ここ最近はちょっと弱めの価格。今回の個体はケースは2.08シリアルなものの、プッシャーの不適合もありEstimateは低め。この種のモデルを欲しがる層は高くても完璧な個体を求めるので、どうなりますか。
LOT72 ダイアモンドセットに黒文字盤、プラチナケースの 5711/110P。いわゆるカタログには載らないスペシャルモデルのノーチラスのひとつ。しかもこの個体は2021年製で、非常に珍しいですね。中東でも人気が高いモデル。
LOT215 6264ポール「いわゆる ノンオイスターのパンダ」。オリジナルオーナーからの出品で、当時の保証書、箱付属の貴重な個体。夜光はトップコンディションでは無いものの、総合的に考えれば十分に魅力的な個体と言えるでしょう。
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