話題の GQuuuuuuX ですが、いよいよ 火曜深夜に最終話ですね。映画版では「シャアが 赤いガンダムに乗る」という、誰もが一度は夢想したであろう世界 を見せて、そこからTVシリーズではさらにもう一歩、推し進めてストーリーを展開。時間軸を超えた脚本は 12話でどう決着するのか、というところまできました。

特に11話の ラストの衝撃は大きく、公式が「同人誌的な世界」を展開するとここまで殺傷能力が高いのか、というプロフェッショナリズムを感じた人も多いでしょう。もちろん展開が早すぎるとか、人物描写が浅い…などの批判も理解はできますが、スタジオ カラーに課せられた今回の使命を考えれば、大成功と言わざるを得ないのかなと思います。

往年のガンダムファンに響く要素をこれでもかと仕込みながら、プラモデルの発売スケジュールまで計算した戦略的な展開でした。シークアクス世界から正史にどう繋がるか、というところも含めて最終話が注目されます。

それにしても11話のラストの演出は見事でした。

11話の「ラストの最後の10秒」が ある意味で、アニメ史に残るシーンになったとするなら、最終話のラストが、それを超えて来ることを切に期待したいですね。メタ的な逃げのラストや、アニメファンへの説教的な演出は もう誰も求めてません。今の流れで最後まで行ってほしいですね。