2022.11.10
Cartier Crash London in PHILLIPS NY
N.Y の PHILLIPS にクラッシュのオリジナルが出てきますね。クラッシュは1967年に初めて作られ1970年初頭までに十数本だけ(諸説あり) 製作された非常にユニークな形状をもつ伝説のモデル。その後も カルティエはクラッシュを何度か限定生産してきました。1980年代のロンドン クラッシュの限定モデル、1990年代初頭のプラチナ製パリ クラッシュの超限定モデル、1991年にカルティエ パリで発表された400本の限定モデルなど。特にロンドンストアで定期的に 復刻版が販売されているようですね。
今回の時計は、1967年からカルティエ ロンドンで製造された「オリジナル・クラッシュ」の1本 で、ケースバックの内側にロンドンのホールマークあり、1970年製造。ケースバックに他のモデルには見られない “Swiss Movement “の刻印あり。今回の個体は、オリジナルの所有者であるダフネ・ファラゴの子孫によって初めてマーケットに出る個体。(クラッシュについてはHODINKEEの記事が詳しいのでこちらを参照。)
クラッシュといえば、数年前からカニエ、キム、タイラーらがこぞって入手。オリジナルではなく 復刻版までもが20万ドルをつけて高騰。2022年にはオリジナルのクラッシュが150万ドルで落札されるに至るという流れ。オリジナルのクラッシュがオークションに出るのは、今回の個体で まだ5本目くらいだと思います。
サザビーズに出品された個体。
こちらは香港のPHILLIPSに出品される 1992年製のパリのプラチナ製のクラッシュ。Estimateは200-400Kドル。
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