何故かジュネーヴよりも力が入ったラインナップとなった今年のPHILLIPSのニューヨークオークション。俳優マーロン・ブランドのGMT以外にもなかなかのリストです。この３本のPNの落札価格が今後のマーケットを占う材料になるかもしれません。

まずは金無垢のポールの中でも最も価値が高いと言われる6264のレモン。パーフェクトコンディションなら1.2ミリオンCHFくらいですが夜光の状態がそこまでは良くないので、Estimateは控え目。それでも悪くはない1本なので、1M行くかどうかというところでしょうか。

 

そして同時にJPS。ブレスが無いのは残念ですが、これも悪くない個体。目標はどうでしょう850-900Kというところだと思いますが、オークション全体の盛り上がりではもう少し狙えるかもですね。

 

こちらはシリアル3.0のMK2パンダですがコンディションは良好で、強めのEstimate。ただし3.0なのでオリジナルでMk2プッシャーとなり、そこがどう出るか。今の相場ですと450Kくらいが目標ラインでしょうかね。

SEA DWELLER 1665 のオマーンモデル。しかもゴールドカンジャー。オリジナルオーナーの息子からの出品。関係書類も全て付属してるので、これは期待できそうです。

ノーチラスが史上最も高騰しているこのタイミングでやはり出てきました。5711で数本だけ作られたプラチナ製。これももし500Kとか行くようならば「2499よりノーチラスが高い」という皮肉な時代の到来ともいえるかもしれません。