2019.02.01

それまでの明日

2019年度のミステリランキングが発表されましたが、やはり原寮の14年振りの新作「それまでの明日」が国内版1位となりました。原寮といえばデビュー作「そして夜は甦る」と翌年の「私が殺した少女」で2年連続1位と彗星のごとく現れた伝説の作家。その後は遅筆となり次作が出るのに5年、9年となって、今回はなんと14年でしたね。しかしこれで過去6作品の全てがベスト10入りの偉業となりました。

全体の構成や脇役のキャラクター、伏線回収も見事なんですが、今作は最後に大きな仕掛けがあるんですね。それが好きかどうかで評価が別れる気がします。

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海外版1位は2位にダブルスコアの「カササギ殺人事件」で、これは予想通りでしたね。ただしこちらはミステリ好きの人じゃないと少し読みにくいかもです。特に上巻が。

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Japanese Authors