2016.08.29
とり福
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日本三大唐揚げ(梶原調べ)という指標がある。
自由が丘の「とよ田」、千葉柏の「太平楽」、そして一昨年惜しまれながらもその歴史に幕を閉じた長崎の「江戸善」。つまりそのうちの一つは永遠に味わえないこととなったわけなのだが、昨年長崎より「江戸善復活」の知らせがあった。
早く行かねばと気持ちは焦るものの果たせず、今回本日発売の週刊ポストの「唐揚げ特集」の取材ということで満を持して願いはかなったのでした。
さて、この「とり福」、「江戸善」の名前は使っていない。詳細は記事をお読みいただければお察し頂けると思う。しかし、この味まさに「江戸善」。往時の職人が上げているのだから当然といえば当然か。しかしむしろ美味しくなっている気さえする。
九州らしく甘口の味付け。衣はカリサク。中はジューシー。骨付きと骨なしとあるが、断然骨付きが良い。山賊焼き、海賊焼きなども健在。今回はひとくち餃子の名店「宝雲亭」の餃子を出前で取れるなどある意味全方位的な店となった。
これだけを食べに行く価値がある。実際僕は「江戸善」に行くためだけに長崎へ飛行機で飛んだことがあるのだ。
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