2016.07.17
600SEL(W140)
1991年に発売されたW140のSクラス。デザイナーのサッコが後に「自分の理想より10cm、背が高かった」と語った事で有名ですが、いま見るとこの車高が独特の重厚感を生んでる気がします。
その高いと言われた全高は1490mm。現行のSクラスは1495mmだから、それより低かったんですね。



W140の発売された91年と言えばバブル崩壊。日本においてはバブル終焉のタイミングでリリースされた不運のモデルとも言えますね。
しかも発売時の600SELの価格は2,100万円。これは前モデルの最終価格の1.5倍というバブル経済を受けた乱暴な価格設定。25年後の現在のS600Lの価格が2,300万円程度である事を考えても相当に高い値付けだったと言えると思います。「600SEL」という名前も象徴的。
- Keywords:
- Sedan