2016.01.21

PATEK 5970P

生産年数の短さにより、安定した価値をキープしている5970。魅力はやはりデザインの良さにつきると思います。

そんな5970の中でプラチナだけ、微妙に文字盤のデザインを変えているんですね。これは本当に良くみないとわからないのですが、並べてみるとかなり印象が違います。

中央下のムーンフェイスの周囲の日付の数字が、プラチナだけ大きいんですね。この画像で見るとよくわかります。

「3、5、17、19あたりの数字」や「23〜29あたりの文字間隔」「15、17 がタキメーターからどれくらい飛び出てるか」を見て頂くとハッキリわかります。比べると文字の太さだけでなく、数字の全長も大きくなってます。しかも5970Pだけ15の下のswiss文字を外周のミニッツトラックにめり込ませ、その間に120の文字を追加。つまりただでさえ数字を大きくしたのに、さらに120まで追加して余白を減らした感じです。

これにより5970ファミリーの中で5970Pが良くも悪くも、最も派手に見えるんですね。またストップ針が5970Pだけ白なのも華やかに見える大きな要因です。

 

そう考えると、最初に出た5970のWGがオリジナル度が高く、最もシンプルなデザインと言えるかもしれません。後にMK1と言われるのは常に初期モデルですしね。ただやはり価値が安定するのはプラチナケースだと思いますが。

ちなみに同じプラチナでもバゲットダイアの5971は同じ黒文字盤なのに、日付の数字は5970WGと同じノーマルの大きさです。5971より5970Pが後に出たので、その間にデザイン変更があったという事でしょう。

Keywords:
Patek Philippe