2016.03.07

Ref.6536

6536系は1955年くらいから1959年くらいまで生産されたモデルですが、1955年の6536にはさまざまなバリエーションがあったみたいですね。

特に1955年だけに作られた6536には、レッドトップ、刻みなしベゼル、白秒針、レッドデプスなどレアなディティールが散見されます。こちらの個体はレッドデプス+刻みなしベゼル。

その後1956年から59年くらいまでは6536/1となり、ケースも薄くなり5508に似た雰囲気になる訳ですね。

初期の特殊なディティールのレアな個体は別格としても、普通の6536/1と5508の価値も今後は上がっていくと思われます。

というのも、同じガードなしサブのデカリューズの 6538 / 5510 はとてつもなく高騰してしまったし、程度の良いものが無い。そしてリューズガードがついた5512のサークルミラーは異常な人気で、2lineモデルでもすでに 6536 / 5508より高くなっている。

こうなってくると次は、価格高騰から取り残された感のある 6536 / 5508 に注目が集まるのは自然な流れです。

両者を比較すると6536の方がゴールド針で雰囲気もあるし、リファレンス的にも価値が上ではあるのですが、ラジウム強めの夜光塗料ゆえミラーが劣化している文字盤も多く、個人的には5508の方がミラーの艶感のコンディションの良い文字盤の個体が残っているような印象ではあります。

そしてデカリューズの 6538 / 5110と違って、6536/1と5008は、ケースが薄くフィット感が良いため、日常使いに適しているところも意外と大事なところかと思います。

 

1956 ROLEX Submariner Ref. 6536/1

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Rolex