2026.09.10

Backrooms

さて今年の映画業界の最大の話題とも言っていい、若干20歳のケイン・パーソンズ監督作品のこちら。

素晴らしいコンテンツであるのは疑いようもないのですが、1本の映画としてどうだったかを考えると、どう評価して良いのか難しい作品でしたね。おしゃれなアート体験だと思って鑑賞するのか、SF的な整合性や辻褄合わせや、作り手が仕掛けたダブルミーニング を 考察するような 従来の鑑賞の仕方で見るのか、そのあたりで見る人の評価も変わってくる作品だと思います。

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バックルームスの始まりは、2019年5月12日に 4ch に投稿された1枚の「黄色い部屋の画像」から 生み出された「壁の向こうに未知なる謎の空間バックルームスがある」というネットミームで、当時16歳だったケイン・パーソンズ が、9分13秒のyoutube動画を作り、これが2億回再生を記録。それがハリウッドの目にとまり、A24が出資といういかにも現代的な流れ。

こちらが最初に投稿されたとされる画像。5年後の2024年にこちらの場所が特定されたが、本当はもっと白っぽい部屋だった(黄色はレンズのホワイトバランスのズレだった)というのも面白いですね。

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こういう流れですから ショート動画の時とは違って、ほとんど無かったストーリーや登場人物の設定なども考えて、2時間を持たせる映像にするという作業 が必要だった訳で、それをどうこなしたか、というのが見どころとも言えるでしょう。個人的な感想としては、見終わってすぐは 消化不良な印象が大きかったのですが、時間が経つにつれ、この形が良かったのかなとも思えるようになってきました。

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もちろん、解釈をどうこう言う映画ではありませんが、理解したい人向けには 町山智浩の解説 が 最も鋭いところを突いた考察だったと思いますので、映画鑑賞後にこちらをどうぞ。バックルームスとは何か、あの舞台となった家具店が、なぜ Santa Clara Valley である必然性があったのか。完全ではないですが、幾分 スッキリできると思います。

WFM

 

そして今回のもう一つのハイライトは、エンドロールで流れるこの曲「The Word Becomes Flesh」でしたね。この曲は本当に素晴らしかったし、この映画の世界観と完全にマッチしていました。

そしてこの映画、エンドロールの後に16分もの映像がありますので、ご注意を。

 

 

 

Keywords:
Hollywood