2024.01.29
「ドロップアウトのえらい人」森永 博志
安保の時代に政治はツマラナイと言って原宿に一軒家を買った人がいた。
のちにキャットストリートをつくり、裏原を生み、東京のファッションとカルチャーを生み出した人たちの生き字引。ドロップアウトは、ダメなやつなんかじゃない面白いやつなんだ。今は当たり前に思っている事実を教えてくれた本。
森永さんの本はブルータスを裏返してひっくり返したようで、純粋培養な東京のカルチャーシーンには腐海のような海千山千のドグマがあったのか!と納得する。
◆「OPEN BOOK」代表の田中開が選書するequaland SHIBUYAの『グラスを傾けなくても心に触れる本棚』。その中から田中開がRing of Colourにちょっとだけ語りたい一冊を紹介する不定期連載です。
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