2024.01.25
「鶴と亀 禄」鶴と亀編集部
本書は長野県飯山市に住む小林兄弟による写真集。小林くんは、僕らが羨む生き方を全部実践している同年代の友人だ。田舎に暮らし、週末は釣りを、冬はスノボを楽しむ。仕事はそこそこに、地域のコミュニティと関わる。そんな暮らしぶりに、日本人の幸せを先取りしているとさえ感じる。
でもそんなのは勝手なストーリーなのかもしれない。地方で根を張った彼らの日常と作品に目をむけてみると、僕もまだまだ東京で頑張らなくてはと思ってしまう。
◆「OPEN BOOK」代表の田中開が選書するequaland SHIBUYAの『グラスを傾けなくても心に触れる本棚』。その中から田中開がRing of Colourにちょっとだけ語りたい一冊を紹介する不定期連載です。
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