いまや自分のとって生活の一部となったサウナだが、きっかけはテレビ東京で放映されてたドラマ「サ道」だった。
ドラマを見てサウナに行くようになった、というのではない。実はこの番組のプロデューサー五箇公貴氏とは旧知の中で、サウナに全く興味のなかった僕は、排他的なサブカル文脈に傾倒することなくオーバーグラウンドな作品として「サ道」があまりに素晴らしかったのでそれを伝えるべく飲みに行ったり、ことあるごとに五箇さんの最高傑作だと讃えていたのだった。するとある時、五箇さんから「サウナ行ってみません？」とお誘いを受け、ま、体験として一度は、と上野の「北欧」に連れて行かれた。やはり導く人が優秀だと違う。最初からととのってしまい、それからサウナばっかり行くようになった。直後コロナ禍となり行けない時期もあったが、なんとかずっと続けている。
その五箇さんの文春オンラインでの連載をまとめた書籍を上梓。新たなサウナバイブルが登場した。
昨日オープンした渋谷の新名所「saunas」も既に網羅。「サ道」原作者で「saunas」プロデューサーのタナカカツキ氏のインタビューを収録。必読。

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