2021.10.22

エルメスが贈る、表現者が手しごとを巡る短編ドキュメンタリー「HUMAN ODYSSEY」

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「HERMÈS(エルメス)」が、日本のクリエーターたちの旅を追ったドキュメンタリーフィルム「HUMAN ODYSSEY ―それは、創造を巡る旅。―」を公開した。旅をしたのは新城大地郎、田根剛、井口理、高橋智隆、木村和平、目黒浩太郎、池松壮亮の異なる分野で活躍する7名。それぞれが赴きたい場所へと旅をした全7編のショートムービーが、11月26日まで毎週金曜日に1作品ずつ公開される。

監督を務めた奥山大史は、1996年東京生まれ。大学在学中に初監督を務めた長編映画「僕はイエス様が嫌い」で、第66回サンセバスティアン国際映画祭の最優秀新人監督賞を史上最年少で受賞した注目の若手映像作家だ。「HUMAN ODYSSEY」は彼にとって初のドキュメンタリー制作となり、奥山は演出を極力加えず、被写体そのものの自然な姿を映し出す”オーセンティックドキュメンタリー”を目指したと話している。

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ショートムービーは1編が20分ほど。旅先は日本津々浦々におよび、それぞれのクリエイターが、「手しごとの継承」や「伝統から生まれる現代性」 に触れ、発見する様子を捉えている。第一作目として公開された書道家の新城大地郎は、故郷宮古島で宮古上布を織る染色作家 砂川恵美子を訪問。自らインド藍を栽培し、染料として用いる彼女の手しごとに触れ、突き動かされるようにその藍で書を創造するまでのストーリーが映し出されている。

本日10月22日には、日本の伝統的な数寄屋建築を手がける大工集団「三角屋」を訪ねた田根剛のムービーが公開。29日には古くからアイヌの文化が根付く、北海道の二風谷へと向かったミュージシャン井口理のムービーが控えている。

HUMAN ODYSSEY  ―それは、創造を巡る旅。―
11月以降のプログラム
EPISODE 4 高橋智隆 | ロボットクリエーター 11月5日公開予定
EPISODE 5 木村和平 | 写真家 11月12日公開予定
EPISODE 6 目黒浩太郎 | 料理人 11月19日公開予定
EPISODE 7 池松壮亮 | 俳優 11月26日公開予定

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