「Ceci n’est pas un Delvaux （これはデルヴォーではない）」というコピーが描かれたバッグ（ブリヨン）は、今や「Delvaux（デルヴォー）」の代名詞。マグリットの作品「Ceci n’est pas une pipe（これはパイプではありません）」にオマージュしたもので、バッグに限らずデルヴォーとマグリットは長年パートナーシップを継続しコレクションを発表しています。

今年は新作のローンチに合わせて、虎ノ門のホテル「エディション」で期間限定のアフタヌーンティーを提供しています。マグリッド作品には欠かせない青リンゴにインスピレーションを得て、カラーパレットはグリーンをベースにした爽やかなものでした。本人のポートレート作品とも言われる「人の子」に着想を得たベルギー産のチョコレートムースでできたボウラーハットや、1940年に発表された「帰還」から飛び出したような躍動感のある鳩のアイシングクッキーなど、上段はいずれも作品と紐づけられるアイコニックなスイーツ。下段の青リンゴの甘みをほのかに感じさせる季節の食材を使用したセイボリー、そして濃厚なクロケットクリームでスコーンも好みでした。

会場となる31階のロビーバーは、通称”天空に浮かぶ庭園”とも言われるほどにグリーンが広がる空間。アフタヌーンティーは今月16日まで。

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