新レーベル「BIÉDE」、現代写真家クエンティン・シーとの共作展開催
”多国籍クリエイティブチーム”が手がける新レーベル「BIÉDE(ビエダ)」がデビューした。国籍、性別、年齢など、デザイナーのプロフィールは非公開。3型のバッグからスタートするヴェールに包まれたBIÉDEが、9月12日から18日までヴィジュアルを手がけたクエンティン・シー(a.k.a. シー・シャオファン)の写真展を行う。
中国北京を拠点に活動するクエンティン・シーは、壮大なセットとドラマチックな照明使いにより、物語性を色濃く反映した作品を打ち出す中国を代表するヴィジュアルアーティストの一人。その独特な色遣いとオリエンタルな表現にファインアートフォトとしての評価が高まっており、「DIOR(ディオール)」や、「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」、「PRADA(プラダ)」などのアートプロジェクトを手がけるほか、アメリカやヨーロッパなどのギャラリーでもフォーカスされている。
一方、BIÉDEの仕掛け人は小石祐介と小石ミキによって設立されたクラインシュタイン。スロヴァキアのスニーカーブランド「NOVESTA(ノヴェスタ)」のコンサルティングや、「COMME des GARÇONS HOMME PLUS(コムデギャルソン・オム・プリュス)」の2021年春夏コレクションでブラジルのアーティストAlberto Bitar(アルベルト・ビタール)の作品を使用した映像を手がけた。
”メイド・イン・チャイナ”に対する固定概念を逆手に、全て中国・広州の工場で生産するBIÉDE。本物とは何か、良質とは何か。現代のクリエーションの常識に疑問を投げかけるブランドのコンセプトとアプローチにクエンティンが共鳴し、今回のコラボレーションが実現。COLLECTION 01となる「MIRROR」「BOOK」「SCORE」の3型のバッグを主役に作品を撮り下ろしたほか、BIÉDEのフィルム制作も担当している。会場となる東京・青山のSTEIN BOXでは、COLLECTION 01と写真の展示だけではなく、作品の販売も行う。
■BIÉDE COLLECTION 01 IN COLLABORATION WITH QUENTIN SHIH
会期:2020年9月12日~9月18日
会場:東京都港区南青山4-24-4 B1F TKハウス001 STEIN BOX
時間:11:00~19:00
https://biede.jp/
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