2020.03.01
Lancia HYENA
1992年に24台だけ生産された 幻のザガート。その名もハイエナ。
ランチアデルタ・インテグラーレ・エボルツィオーネのプラットフォームを流用。外装はアルミボディ、内装は総カーボンでエンジンも250psまでチューン。オランダの実業家ポール・コートと、芸術家ナーニ・テデスキの描いたスケッチを基に、ザガートのマネージメントによって生み出された。ザガート生誕75周年を記念して75台の製作予定と発表されたが、生産上の問題などで 結局24台前後の生産に終わった。
その24/24 の個体がオークションに。300psで出荷された3台のうちの1台だとか。
Cf : RM Sotheby’s
独創的なシルエットで、90年代のランチアのテイストを反映した非常に意欲的なデザインですね。この個体は色も素晴らしく、よく似合ってます。こういう珍車が数多く生まれたのが90年代でしたね。当時は全く理解されなかった車でも、長く大切に所有され 価値が出ていくものなのでしょう。
全長が 3,985mm と非常に短く、幅は1,740mm。リアデザインは個性的。車重は1,148kg。内装はカーボンを多用した内装は、大胆なカーブをつけたダッシュボードでザガートのダブルバブルを表現したのでしょう。ステアリングとシートだけネイビーにしたのもなかなかのセンス。
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