2020.01.19
Alfa 164
1987年に発売されたアルファ164。バブル前夜的タイミングでしたが、ピニンファリーナの内外装は90年代のノリを予告するようなデザインテイストですね。
外観はまだまだスクエア感が強い80年代のイメージを色濃く残しています。再度の下半身がまるでメルセデスのW124で有名になったサッコ・プレート(下半身をダークカラーの樹脂風パネルでガードする手法)のような処理。これにより車が薄く、軽快に見えているのは確かなようですね。ピニンファリーナらしいシルエットではあります。
内装はこの点灯した時のグリーンのランプが整然と並ぶデザインがアーキテクト的でもあり、今見てもなかなかのもの。
特に夜のインパネの警告灯が一列に整然と並ぶ景色はブレードランナー的で面白いですね。今ってなんでもディスプレイで表示ですから、そもそもこういうカラフルな警告灯自体が存在しないですよね。まさに技術の進歩によりこの世から絶滅したデザインと言えますね。
- Keywords:
- Sports