6月13日、場所はイタリア・フィレンツェ。メンズファッションの祭典Pitti Uomo（ピッティ・ウオモ）の開催に合わせて、モンクレールの新プロジェクト「MONCLER GENIUS（モンクレール ジーニアス）」が本格始動を迎えた。トップバッター「7 Moncler Fragment Hiroshi Fujiwara」の発売前夜、バルジェロ美術館で大規模なローンチイベントが開催。当日、このイベントのためにミラノから現地入りした藤原ヒロシの24時間に密着した。

Photo_Shoichi Kajino | Edit&Text_Mio Koumura

13日 15:30

12時にミラノからフィレンツェに入り、ホテルのチェックインを終えて藤原が向かったのは2018年1月にオープンしたばかりのモンクレールのフィレンツェ第一号店。海外メディアのインタビューをこなしながら、エントランスすぐの場所に陳列されたラインアップをチェックする。

「7 Moncler Fragment Hiroshi Fujiwara」のコレクションは、2回に発売日が分かれている。ローンチでは最も象徴的なスローガン”BACKSTAGE”が背中にプリントされたアイテムが並んだ。「あれ？コートがない」と藤原。ファーストドロップのシグネチャーのコートはかなりの少数生産で、このお店にも明日入荷するが数点だとか。

-17:30
インタビューの合間にストアスタッフたちから声をかけられ、集合写真の撮影が始まった。店内には朗らかなムードが漂う。

-18:20
最後のインタビューを終え「コーヒーでも」とブレイクへ。ストアからすぐのレプッブリカ広場まで出て、1733年創業の老舗カフェ「ジッリ」へ入店。

–19:10
この日、19時からはストアでプレイベントも開催。コレクションを一足早く見ようとピッティのために訪れたメディアやバイヤーたち、そして現地の顧客が訪れ、会場は大盛り上がり。国籍問わずその場で試着する男性の姿が見られた。コレクションの側で、藤原は写真撮影に追われる。

-20:50
パーティーも終盤、多くの客で溢れているため店前で談笑する人たちが増えてきた。その中には、時期を追って発売されるロゴパーカーを着た人物も。聞くと、ともにプロジェクトを進めているデザイナーだとか。

–21:40
いよいよメインイベントの会場となるバルジェロ美術館へ。ライブ会場さながらにポスターが敷き詰められたエントランスを抜けて、メイン会場となる中庭へ。DJブースやコレクション、ムービーを映し出すモニター、バーカウンターが中庭を囲うように配され、館は赤くライトアップ。歴史ある館は一夜限りの”バックステージ”へと姿を変えた。

Available tomorrow #MonclerFragment in @moncler stores and @matches_man

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モンクレールの会長兼CEO Remo Ruffini（レモ・ルッフィーニ）をはじめ、スケートボーダーの上野伸平、音楽プロデューサーのSteve Aoki （スティーヴ・アオキ）ら著名人らも来場。

-23:50
間も無く０時を迎えるのに、パーティーは引き続き盛り上がり続けている。一足先に会場を後にした藤原は「こんなに大規模なパーティーを開いてもらって嬉しいな」と一言。多忙続きにも関わらず、ホテルまでの足取りは軽やだ。

-14日 10:10
翌日、朝食後にショップへ偵察に向かう。発売直前に新たに入荷があり、その中には日本で伊勢丹限定となるベージュのコートを発見。このお店で1点のみだというそのスペシャルアイテムはその場で売り切れた。

-11:45
フィレンツェに入ってから間も無く24時間。次の地へと出発前に、ホテルから見えるフィレンツェ最古の橋「ポンテ・ヴェッキオ」前でラストカット。トップバッターとして無事「MONCLER GENIUS」の幕開けを見届け、安堵の表情を覗かせていた。

◼️MONCLER GENIUS schedule
8月22日：5 Moncler Craig Green
9月初旬：2 Moncler 1952
9月下旬：4 Moncler Simone Rocha
10月上旬：NYと東京にて期間限定のモンクレールジーニアスポップアップストアオープン（ポップアップストア限定で8 Moncler Palm Angelsをオープンと同時に発売開始）
10月中旬：1 Moncler Pierpaolo Piccioli
11月初旬：3 Moncler Grenoble