先月に発表されたヴァンキッシュのZagato。どうもこのタイミングでアストンがDBZという登録商標を取得したようで、この車が販売時にDBZのネーミングになるという模様。

Zagatoはフェラーリやアストンと長きにわたりこういうスペシャルモデルなどでタッグを組んでますが、こういう名門カロッツェリアって存在がイタリアならではで面白いですよね。中でもZagatoはややエグいデザインが持ち味なので、アストンにはピッタリなのかもしれません。

多くの場合、Zagatoの手がけた車両はボディパネルなどを大幅に変えるので、ベースに似ていても実はかなりコストがかかっており、販売価格もかなり高価に。ただ面白いのはこういうったモデルは後に値上がりをする事が多く、10年以上所有してれば買った時の価格より高くなる事も多いので、そこが面白い。

これは時計なんかの特注モデルと全く同じ手法ですね。もちろんブランド側はそういう事情をすべて知ったうえで作ってますので、売る時は客を選んで、「売ってあげますよ」という態度になるという。

まさに「ブランド商法、ここに極まれり」といったところですが、こういうモデルがクルマ文化を作り上げていくのもまた事実。