Taycanの内装の売りのひとつが「レザー フリー」、つまり内装に皮革を一切使わないが選択が可能と言うもの。具体的には「Race-Tex Interior (Leather-Free)」という内装。下記のリストの真ん中の仕様ですね。

 

実際の画像はこの内装。Race-Texと呼ばれる高品質マイクロファイバーを使用。座面と背面の中央部分はファブリックのような質感で、両サイドはアルカンタラ調。さらに外側は人工皮革（恐らくDinamica® ）で構成されている模様。おそらくダッシュボードにもレザーは使用していないのでしょう。

しかもこの「Race-Tex Interior (Leather-Free)」はスタンダードのパーシャルレザー仕様よりも高価な価格設定で、最も高級なタイカンである「ターボS」ではこの Race-Tex が標準というから面白いですね。ただし最高級レザーの「Olea Club Leather Interior」はさらに高価な設定ではありますが。

つまり何が言いたいかというと「内装からレザーを完全に排除するためにオプション代を払う」時代が来たという訳です。エコの姿勢を示すにもお金が必要、というのが皮肉ではありますが。