Ryan Molloy初来日ライヴ”BIG IN JAPAN”インタビュー
元Frankie Goes To Hollywoodのリードヴォーカリストであり、ブロードウェイミュージカル「ジャージー・ボーイズ」の主演も務めたRyan Molloy。4 月の初来日ライブに向け、独占インタビューを行った。
去年日本でアルバムを2つリリースしたんですね。
ライアン:はい。僕の過去のオリジナル曲を中心に構成した「Turn On The Night」と僕が主演したミュージカル「ジャージー·ボーイズ」のヒット曲を含むフォーシーズンズのカバー集の「Sing’s Frankie」の2つです。
「ジャージー·ボーイズ」では、ウエストエンドとブロードウェイの両方で主演されたんですよね。
ライアン:そうですね。2008年から6年間、主役である伝説のミュージシャン、フランキー·ヴァリを演じました。フランキー·ヴァリはストリートから頂点に這い上がったフォーシーズンズのリードヴォーカリストなんですが、そのフランキー自身から「最も驚異的なフランキー役だ」とお墨付きをもらったのが誇りです。
ミュージカル俳優としての舞台デビューはボーイ·ジョージさんのミュージカル「Taboo」だそうですね。
ライアン:英70’sのバンド、ヴィザージのスティーヴ·ストレンジ役でした。カルチャー·クラブで一世を風靡したボーイ·ジョージさんと一緒の楽屋で、多くの素晴らしい舞台俳優と共演できた良い経験でした。
ウエストエンドだけではなくロンドンのフリンジ劇場で公演されたミュージカル「27」とは?
ライアン:ロックミュージックとギリシャ神話で綴った若い監督のミュージカルで、物語はヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、エイミー・ワインハウスなどのように27歳で自滅の道を辿り失命したミュージシャンのストーリー。僕は若いミュージシャン達を死に追いやる死神ハデスの役を演じ、久しぶりにハードロックを歌いました。フリンジ劇場の作品にしては珍しくイギリスのテレビや多くのメディアで話題になりました。
ミュージカル俳優であると同時にシンガーソングライターでもあるわけですが、ファーストアルバムの「Turn On The Night」では様々なジャンルに挑戦されていますね。どんなミュージシャンに影響を受けたのですか?
ライアン:僕の母が音楽好きで、小さい頃から色んなジャンルの音楽を聴いて育ちました。10代で初めてオーティス·レディングを聴き始めました。サイケデリックなダンスミュージックやテレンス·トレント·ダービー。そしてロサンジェルスに住んでいた頃はダニー·ハサウェイ。全てが今の僕に繋がっています。プロになってからは、すごくたくさんの違うジャンルのバンドで経験を積んできました。ソウル、ポップ、ダンス、ジャズからミュージカル劇場まで。
そして「Relax」で大ヒットしたFrankie Goes To Hollywoodの元ヴォーカリストでもあるんですよね。
ライアン:英テレビのバンド復活企画番組のオーディションで選ばれました。ウェンブレイ·アリーナの英皇室主催のコンサートでトリをとって歌い、欧州ツアーにも参加することになり、結局3年くらい在籍しました。バンドのプロデューサーのトレヴァー·ホーンさんとはその後も交流が続き、彼のバンドのライヴにも参加しました。
今度の東京でのライヴではどんな方とコラボレーションされるのでしょうか?
ライアン: Simply Redの英国ヒットチャート1位のシングルを世に送り出したプロデューサー、アンディー·ライトさんです。実は今年の夏リリースする新アルバムもプロデュースしてくれていて、今回のライヴではその楽曲も演奏しますし、アンディーさんの友人でSimply Redの日本人ギタリスト、ケンジ·スズキさんもバンドに参加してくれるんですよ。
東京のライヴのタイトルにもなっている「Big in Japan」は、どんな曲なのでしょうか?
ライアン:「英国では僕の背丈は5フィート7(約174cm)だけど日本では背が高いんだ」ということに気がついて書いた曲です。笑。僕の日本についての印象をラップにしてみました。
そのほかにはどのような新曲が聴けるのでしょうか?
ライアン:めちゃくちゃロマンティックな曲から、ハートを鷲掴みにするバラード、そしてピタピタのレオタードで魅せる曲もありますよ(笑)!
面白そうですね!
ライアン:絶対楽しいパーティーになると思うので、是非遊びに来てください!
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